
新宿・歌舞伎町の「トー横」周辺で少年らが犯罪に巻き込まれるケースが相次ぐなか、警視庁と東京都、新宿区などは24~25日、一斉対策を行い、ホテルやインターネットカフェなど周辺事業者に協力を呼びかけた。全国から少年らが集まるトー横周辺では、2025年の補導人員は20年の約10倍に増えており、警視庁が警戒を強めている。警視庁生活安全総務課によると、トー横と呼ばれる歌舞伎町1、2丁目で飲酒や喫煙、深夜徘徊(はいかい)などの「不良行為」で補導された少年らは、SNSでトー横
の存在を知り、「憧れ」を抱いたり居場所を求めたりして、少年らが関東のほか、大阪、広島、愛知など全国から集まるという。
■少年らが深夜に滞在する施設も 警視庁「年齢確認を」 こうした少年らが、トー横周辺のホテルやインターネットカフェ、カラオケボックスなどで性被害にあったり、薬の過剰摂取「オーバードーズ」(OD)をしたりする事案が後を絶たない。 警視庁などは今回、地元の商店街振興組合と連携して約160人態勢で周辺のパトロールを行ったほか、少年らの滞在先や被害につながる周辺施設にも対策を広げた。 警視庁などは、周辺のホテルなど約70店舗に立ち入り、営業状況を確認。「児童買春などの犯罪行為が認められる場合は容易に宿泊させることなく、疑いがある場合も警察に通報を」と書かれたチラシを配り、情報提供を呼びかけた。警視庁によると、宿泊客が売春目的で施設を使用することを知りながら部屋を使わせた場合、施設側が法的責任を問われる可能性もある。 周辺のインターネットカフェやカラオケボックス計約20店舗にも立ち入りや協力要請を行い、利用者の年齢確認を徹底するよう求めた。都条例は、こうした施設が深夜(午後11時~午前4時)に18歳未満を立ち入らせることを禁じているが、警視庁は、利用者全員の年齢確認がされずに、少年らが深夜に滞在する事案を確認しているという。 OD対策としては、警視庁が周辺で営業する薬局に対し、偽造・改ざんされた処方箋(せん)で薬を入手しようとするケースに注意し、客が市販薬の大量購入を希望したり、短期間に何度も訪れたりした場合は警察に連絡するよう呼びかけた。 警視庁の担当者は「トー横周辺では『悪意ある大人』が少年たちを食い物にする卑劣な犯行に及んでいる。表向き華やかに見えても、自分の身に危険が及ぶ可能性があることを知ってもらい、子どもを守る取り組みを強力に推進する」と話した。(太田原奈都乃)(Yahoo!ニュースより)




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